ピアノ防音室

千葉県千葉市 S様邸 ピアノレッスン室

ピアノ防音室

千葉県千葉市 S様邸 ピアノレッスン室

お部屋の広さ6.0畳(内法面積)
遮音性能室内 D-50 / 上階、外部 D-65程度 にて設計(開口部除く)
https://dspc.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/logo01.png
D.S.P

今回は、ピアノ教室をされているS様です。
集合住宅にてサッシタイプの防音室を施工させて頂きました
また防音工事と同時施工で、住宅リフォームも行いました。
音の測定動画も併せてご覧ください。

お部屋の用途と使用楽器を教えてください。

ピアノの個人レッスングループレッスン用として使用します。
楽器はYAMAHAのグランドピアノ『C3』とクラビノーバの2台です。

防音室を検討されたきっかけを教えてください。

この集合住宅でピアノ教室をはじめて26年になります。
その間、レッスン用に一戸建てを準備するかどうかずっと迷っていました

また、自分の子供が社会人になって独立する現在の状況で、今さら一戸建てを購入して防音室を造るメリットがあるのか?

それだったら、ここであと10年、15年とお仕事ができる環境を整えてしまったほうがトータルで考えても良い選択だと思ったんです。

震災の影響もありました。
モノというのは壊れますし、この先どうなるか分からない。

であれば、慣れ親しんだこの場所で、自分たちの老後に向けて、
夫婦で好きな事をやりながら快適に過ごせる環境を造ろうと。

ご検討の際に見積りは何社されましたか。また、業者探しはどのように行いましたか。

D.S.Pさんを入れて3社です。
インターネットで何日もかけて10社ほど探して、その中から絞り込みました。

業者選びのポイントは?また最終的に当社を選んでいただけた理由(決め手)は何ですか。

まず、“リフォームも同時に行える”のが条件でした。
音を出す仕事を自宅でしていると、工事期間中は当然音が出せないので休まなければなりません。
やるからには全部まとめてやりたかったんです。

同時に住宅リフォームも請け負ってくださる業者はD.S.Pさんだけでした

ほかの業者からは、住宅リフォーム部分は地元業者に依頼するよう言われました。

自分たちがやると高くなると。
でもD.S.Pさんは全く正反対で、一緒にやってしまったほうが安価ですとおっしゃいました。

ある業者は見積もり自体が細かく提示されていなくて、工事内容に関しても、管理組合の許可がもらえないような非現実的なプランでした。

またある業者は、現地調査にいらした際に口頭で金額を提示されただけ。
見積もり自体が文書で送られてくることはなく、私の手元には何の情報も残りませんでした。

遮音性能についても「話し声のレベルまで落とせます」と非常にざっくりな説明でした。
ただし金額だけは本当に安かったです。

とはいえ、やるからには安心して、演奏に差し支えがない環境にするのが目的なので、安かろう悪かろうでは困りますよね。

D.S.Pさんは施工例でも圧倒的に数が多く
私が求めているピアノ室の施工実績地域実績豊富でした。

中でも印象的な施工例が、見積もりは“D.S.Pさんのみ”という方。
見積もりは数社から集めるもの」という認識があった私にとって衝撃でした。

もちろん半信半疑でしたが、スタッフの方と実際に会ってお話をして、
なおかつ細目の記載された見積書を提出していただいて「なるほど」と納得できました

あの施工例の方がおっしゃっていたのはこういう事なんだな」と。
納得してしまえば他に見積もりをとる必要が無くなってしまいますからね。

見積もりと一緒に作成していただいたイメージ図もすごく参考になりました

サッシタイプの防音室はご存知でしたか。

D.S.Pさんのホームページを見て初めて知りました。
我が家は壁面の少ない住居なので、各スペースを一番有効に使えるのが引き戸でした。

似たような施工物件があるという事で、実際の防音室を“見学”で見せていただき「これにしよう!」と思いました。

部屋の中だけでなく、ベランダ側からも音が全く聴こえなくてびっくりしましたね

  • サッシの利点
  • 遮音性能の良さ
  • 防音室内でのピアノの響き

これらすべてを体感させていただき、
これは私のニーズに応えてくれる防音室だと確信しました。

実はピアノ教室に参観日というのを設けていまして、当日は練習室の外に人が溢れるため、
これまでは練習室の戸をはずしワンルームのようにしてご家族の方に参観してもらっていました。

今回サッシタイプの防音室にした事によって、戸を外す必要もなくなりました
また実際に施工してみて、襖とは違った「見える安心感」というのもあるんだなと思いました。

防音室プランニングの際に、特にこだわった点はありますか。

当初は「防音性能」「防音室内の広さ」「防音室内の響き」だけしか考えていませんでした。

意匠性の部分については、計画段階で色々な物を提案してくださったので、
そこから段々イメージが湧いてきた感じでした。

打合せにスタッフの方が何回来ていただいたか分からない位です(笑)

打合せを重ねるうちに、御社の企業スタンスとして、まずは「出来る」という発想のもとでお話を進めてくださるんだなというのが良く伝わってきました

正直こんなに良いお部屋(防音室)が出来るとは想像もしていませんでした。

ご契約までのお打合せの段階で、当社スタッフの対応や説明はいかがでしたか。

見えない部分に費用がかかるのが防音工事
それだけにお互いの信頼関係というのはとても大事だと思います。

打合せを何度もさせていただいたのですが、
その場で質問した事に対しては、次回必ず回答を持ってこられました。

また、その場で質問し忘れた事をメールでお伺いすると、もちろんメールでもお答えくださいましたが、
更に私の手元に残るように書面でも持ってきて下さいました

とにかく丁寧で分かりやすかったというのが印象ですね。

それでもこの段階では、想像しているよりもっと「聞こえる」だろうとは思っていました。

工事着工から竣工までの間、現場監督や職人の対応はどうでしたか。

常に職人さんに敬意をもって接している現場監督の姿とても感銘を受けました

リフォーム部分の作業で、私が伝えた事ではない指示を現場監督が職人さんに出された事がありました。
でもそれは、正に私の気持ちを代弁してくれている指示なんです。

そういった一連の行動を目の当たりにして、今回お願いした防音工事とリフォーム工事すべてに対して
これは良いものができるだろうなぁ」と不安が確信に変わっていったのを覚えています。

範囲が多すぎて補修をあきらめていた部分があるのですが、気付いたらそこも直っていましたからね。

職人さん一人ひとりの技術も非常に高かったです。
何度かクロスの張り替えをした経験がありますが、今回のリフォームでは継ぎ目が全く見えません

あとは誰も大きな声を出さない事
今までのリフォーム経験ではこんな事はありませんでした。

今回、私たちが住みながらのリフォームでしたが、作業が終わると毎日隅々までお掃除して帰っていかれました
おかげさまで工事中も気持ち良く過ごすことができました

とにかく、言葉にすると膨大すぎて言い表せない程です。

実際に工事が始まって、不安はありませんでしたか。

先ほども言いましたが、工事が始まってから徐々に不安感が減っていきました

毎日夕方に帰ってくるのが楽しみになり、最初は皆さんがいなくなられてから帰るほうがお互いにストレスがないだろうと思っていたのが、皆さんがいる時間に帰ろうと思うようになりました。

管理組合との難しいやり取りでも間に入っていただいたりしたので、
工事自体に心配やストレスを背負うことなくお任せできました

工事日程に関しても、あってないような(遅れる)モノという認識だったんですが、むしろ1日早く終わっていました

出来上がった防音室を最初にご覧になった時の感想をお聞かせ下さい。

ピアノを弾く人間なので、やっぱりピアノの入った日が一番感動しました。

ピアノの運送会社の方も、搬出搬入作業で部屋のビフォーアフターを知っていただけに、
出来上がった防音室を見て「たくさん防音室を見てきましたが、こんなの初めてです!!」と、とてもテンションが上がっていました

私の試奏で防音性能を体感して感動していました。

竣工から1ヶ月ほど経ちました。お部屋を使ってみて遮音性能や音響はいかがですか。

音響に関して、小さな子供が弾く分には全然問題ありません

私が弾くと少し響きすぎる感じがしますが、調律師さん曰く、
ピアノは以前よりもすごく鳴っている。むしろ周りをもっと響かせても良いのでは
とのアドバイスをいただきました。

なので、ここについてはもう少し時間をかけて探っていきたいですね。
遮音性能に関しては全く問題ありません

防音室を造る前と後で、音を出す時間帯や環境は変わりましたか。

これまでは近隣を考慮して

  • 午前中は弾かない
  • 夜は20時くらいまで
  • 土日祝日は生のピアノ音は出さずサイレントで弾く

といったルールを設けていました。

竣工後は、土曜日や午前中に補習レッスンをしたり、少し遅く21時とか21時30分)までレッスンしたいという生徒のニーズにも応えられるようになりました。

レッスン状況に変化はありましたか。また、ご家族の反応はどうでしたか。

音出しの制限時間を気にしながらのレッスンですと、
どうしてもコミュニケーションの部分が犠牲にならざるを得ないところもありました。

今は焦らずに生徒一人ひとりに向き合うことができて
そういったストレスからも解放されたメリットを最大限に感じています。

また、防音室に入っていると次の生徒が来ても分からないので、
レッスン中の生徒の集中力が途切れません

家族のほうも、敷居戸を閉めてしまうとリビング側には全く音が聞こえてこないようです。
生活している側も普通にテレビを見たりできています。

これから防音室を考えられている方に一言お願いします。

防音室と言っても、音楽オンリーの部屋ではなく
考え方しだいで様々な用途に使えます

例えば、「読みかけの本をじっくり読みたい」とか「手紙を書きたい」とか。
自分がなにか集中して作業をしたい時にも、完全に周囲から遮断できるスペースなので役に立ちます

家族も私がいない時にオーディオを大きな音量で聴いたりしているみたいです。

あまりにも居心地が良いので、生徒たちも
ここで勉強した~い」とか「家出したら泊めてくれる?
なんて冗談を言ったりしています。

そうやって考えると、防音室はたくさんの付加価値を持った、生活の1スペースとして充分に考えられるべき商品だと思います。
「音」というのは誘惑にもなりますからね。

周囲にはまだ完全な防音室を使ってレッスンをしている友人はいません。
それだけに、皆さんすごく気を遣って毎回レッスンされているんですね。

友人には来月からオススメ月間です(笑)
実際に弾いたり、聴きあったりしたいなぁと思っています。

色々な意味で「集合住宅での防音室」という、一つのモデルケースになれれば良いなと思っています。

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